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蝉とお地蔵さま

2011.07.30.11:25

マンションの踊り場のフェンスから運命的に脱出した蝉を見た次の日、再び同じような蝉がフェンスに張り付いていた。これは、昨日見た蝉と一緒かもしれないと思う。今度はフェンスの網目でもがいたりせず、じっとしている。その慎重さから、さてはあの時のボーダー越えのお礼に来たのかも、などと勝手に思った。蝉にも礼儀のようなものがあるのかな、なんてね。有りがたい話だ。
ところがその2~3時間後に行ってみると、踊り場の床のにバッタリ倒れている。死んだわけではないようだが、かなり瀕死の状態。仰向けになって、手足だけをゆるりと動かしている。ああ、もうすぐ死ぬんだなと思う。蝉の成虫期間は約1~2週間と言われる。僕があの蝉の脱出劇を手伝ってから丸1日。この1日は、僕が80歳まで生きたとして、あの蝉にとって5年半以上に相当する。少しでも生きることができて良かったじゃないか。でも、後で掃除のおばちゃんのゴミ袋にサッサと入れられてしまうのも厭だな。それに命がある限りは精一杯生きるべし、と僕はその蝉をつかんで空に向かって投げたんだ。蝉は立派に飛べたよ。かなり不安定飛行だったけど近くの木に飛んでいった。
その後、博多人形師の先生からお地蔵様の人形ができたという電話があったので、見に行った。高さ5センチ程度のとてもかわいいお地蔵様だ。桜の花びらの上で、目を閉じてお祈りするお顔が愛らしい。このお地蔵様の元を話すと長くなるので今度の機会にしようと思うが、鮹の供養のための石像を設置する時につくってもらった「天草五多幸」というお地蔵様が原型になっている。今度は蝉のためのお地蔵様というわけではなかったが、どんな小さな命にでも感謝する意味では同じようなもの。
「何色が良いか」と人形師の先生。「そうだね、やっぱり金運の金色地蔵かな」と僕。さっそく頂いて帰り、部屋に飾った。蝉の命を頂いたようなものだろうか。さあ、僕もボーダーラインを越えなければならない時期に来ているようだ。でも、ハードルもハイジャンプも苦手だったからなあ。

:その蝉はヒグラシではないかというコメントを頂きましたが、調べましたら、やっぱりクマゼミのようでした。僕が昔見たクマゼミと印象が違っていたようです。


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